松本十帖「オリジナル浴衣にRATTA RATTARRの作品採用」

 豊かな知と出会うためのブックホテル、松本本箱。貞享3(1686)年創業の歴史をつなぐ新しい温泉ホテル、小柳。二つのホテルやカフェを軸として新たな浅間温泉の魅力を発信する「松本十帖」では、障がいのあるクリエイターが描く多様で個性的な原画を使った商品を製作するデザインブランド、軽井沢のRATTA RATTARR(ラッタラッタル)の協力による浴衣を製作しました。代表の岩佐十良さんに伺いました。

 「うちのデザイン担当のディレクターがRATTA RATTARRさんのことを存じ上げていて、一緒に浴衣をつくりたいという提案があったので、ぜひやろうじゃないかということになったんです。うちからRATTA RATTARRのご担当者さんにご相談申し上げたのは、松本民芸を連想するようなデザインの原画をご提案してくださいということでした。たくさんご用意してくださいましたよ。一つのデザインに絞ってしまえば染めも可能でしたが、素敵なデザインばかりでしたので、インクジェットプリントにして最初10種類くらいを試してみたんです。浴衣にはちょっと合わないかなとか、原画の雰囲気が出ないからと白地を薄いブルーにしたり、グレー地のバランスを変えたり、色違いをつくったり、いろいろ試行錯誤をして最終的に5種類を選ぶことができました。

 華やかな浴衣を着たお客様が街に出ることで、街に華やかさが出ます。一般的な色浴衣とは違う趣きがありますし、シックでクラシカルなんだけど品が良く、街に調和するようなものになりました。非常に満足しています。

 RATTA RATTARRさんで活動されているクリエイターさんは色彩センス、デザインセンスは素晴らしい。RATTA RATTARRさんではいくつつくったかで版権料をクリエイターさんに還元されているそうです。一つに選べばお一人の方に還元されるんですけど、できるだけ多くの方に還元できれば僕らもうれしいですから。今後、ハンカチ、タオル、ポーチなど幅広く展開していかれるんじゃないかと思っています。

松本十帖(ホテル小柳/松本本箱)
松本市浅間温泉3-13-1
Tel.0570-001-810(12:00〜17:00)
https://matsumotojujo.com/
RATTA RATTARR
軽井沢町長倉957-63
Tel.0267-31-5180
営業時間/金・土曜11:00〜16:00 ※1月〜3月は冬季休業
https://rattarattarr.com/

第11回 うえだ子どもシネマクラブ「わたしたち」

学校に行きづらい日は、映画館に行こう!

うえだ子どもシネマクラブは、学校に行きにくい・行かない子どもたちの新たな「居場所」として映画館を活用する「孤立を生み出さないための居場所作りの整備〜コミュニティシネマの活用〜」事業の一つです。上映会には子どもたちや保護者のみなさま、そして教育に関わるみなさまや支援に関わるみなさまをご招待していきます。

「わたしたち」

監督・脚本:ユン・ガウン
© 2015 CJ E&M CORPORATION and ATO Co., Ltd. ALL RIGHTS RESERVED

“いじめ”という目に見えない悪魔に、少女たちはどう向きあうのか──。
名匠イ・チャンドンが認めた若き女性監督が描く“なかよし”二人の成長の物語

公式サイト:watashitachi-movie.com

「アトリエももも」2021年5月のスケジュール

自由な表現で!ごちゃまぜに交わる!人と人がつながる!

どんな表現をしてもいい。何もしなくてもいい。表現もあり、遊びもあり、実験もあり、思いのままに楽しめる場所。

年齢や性別、障がいあるなしにも関係なく、いろんな人が表現を通して交わり、分かち合い、出会いとご縁が広がっていくように。

ここで生まれたつながりが、地域の文化を耕すきっかけとなり、やがてそれがみんなの暮らしやすさへとつながることを願って。

お申し込み方法

①参加希望の日時 ②参加者名(年齢) ③参加人数 ④未就学児は保護名(本人との関係) ⑤ご連絡先をご記入の上、ホームページ、または、ateliermomomo@gmail.comから申し込みください。

感染予防に関わるお願い

  • 出来るだけマスクの着用をお願いします。
  • 参加前に、必ず検温していただき、37℃以上の熱、また風邪症状のある方はご利用をご遠慮ください。

アトリエのS.S.Gさん

S.S.G(えす・えす・じー) 
1984年生まれ。上田市在住

彼からアトリエに通う相談があったのは、たしか2015年の秋ごろでした。
「宜しくお願いします」「良ければ、こちらこそ」とあいさつを交わし、次に会ったのは1年後。「そう言えば1年、何されていたんですか?」「はい。自習をしていました」

控えめで物腰は柔らかいけれど、ストイック。アトリエ内サークル「HOPEの会」の存続危機には、彼が黒子となり継続に粘く動いていました。

スケッチブックやコピー用紙などに習作を重ね、その集積が構想となり作品になっていきます。

理系出身らしい建設的な物事の進め方で、いろんなことが同時並行にできていく

「やってしまう」みたい。多岐にわたりがちな自身の活動に悩んだりもします。

2020年、現在。「自習」はアトリエでも続いています。

そして作品や活動も形になり増えています。